ヘビは足ないのに、なんで急いでる感だけはちゃんと出せるのか
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足音も歩幅もないヘビが、なぜ妙に急いで見えるのか。全身を流れる筋肉の波と、地面との摩擦の使い方から考えます。
📜 漫才台本
田中ヘビは足ないのに、なんで急いでる感だけはちゃんと出せるのか。
とよしま足音ゼロ。歩幅ゼロ。なのに遅刻寸前の顔してる。
とよしまいや、顔はだいたいいつも同じや。焦って見えるのは動きの方。
とよしま人間の急ぎ方は、歩幅を広げて、足の回転を上げる。
とよしまヘビには、その比較材料がない。急いでいるか判定できなさそうやろ。
とよしまでも見た瞬間、こっちは勝手に、今ちょっと急いだと思う。
とよしま速度だけやない。体のあちこちが、同時に忙しく見える。
とよしま頭側でできた曲がりが胴へ進み、さらに尾へ流れていく。
とよしま一本の体に、ずっと波が走ってる。動きの停止画面がないねん。
とよしましかも、ただの飾りのクネクネではない。あれが移動装置そのもの。
とよしま体の左右に並ぶ筋肉を順番に縮めて、曲線を後ろへ送る。
とよしまその曲線で、石や地面の小さな凹凸を横向きに押す。
とよしますると押し返される力が、前向きの推進力に変わる。地面まで相方や。
とよしま腹側のうろこも、前へは滑りやすく、横や後ろへは踏ん張りやすい摩擦を作る。
とよしま体の一部が支えて、次の部分が進む。その仕事を全身で細かく受け渡す。
とよしま脚なら一歩ごとに区切りが見える。でもヘビは、移動作業が途切れない。
とよしまもちろん種類や地面で進み方は変わる。でも速いクネクネは、全身連携の結果や。
とよしま結論。ヘビは急いでる演技がうまいんやない。全身がベルトコンベヤーみたいに働くから、移動の努力が全部見えて、急いでるように感じるんや。
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